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グローバル体制/海外で活躍する社員
グローバルな販売・サービスネットワークで
150以上の国や地域に提供。医療先進国と連携し、
共同研究開発による更なる技術革新を目指します。
Netherlands
西村 真太郎
Shintaro Nishimura
サービスパーツ部
外国語学部英語学科卒
※所属は取材当時のものです
Q.入社理由と、現在までのキャリアを教えてください
小さい頃から「人の命を助ける」ことに強い憧れがありました。キヤノンメディカルシステムズは、ガンを始め様々な病気の早期発見を可能にする画像診断装置に大きな強みがあること、そして"Made for Life"のスローガンとグローバルな事業展開に惹かれ、入社を決めたのです。
入社後からは製品出荷を担当。7年目にはサービスサポート要員としてCMSE三極出荷サポートに長期出張しておりましたが、本格的に取り込むため駐在に切り替わることになりました。赴任が決まった際は素直に嬉しかった半面、駐在員には大きな責任が伴うため気が引き締まる思いでしたね。
Q.赴任先での仕事内容と、日本との違いについて教えてください
EU各国、中近東・アフリカ地域へのパーツ出荷や在庫管理、各種プロセス効率化のためのシステム開発検討などを行っています。お客様との距離が近いため、パーツを希望納期通りに届けるプレッシャーは非常に大きいですね。そのため日々、最適な部品を最適な数だけ最適な場所に配備し、顧客満足度(CS)を向上させることに注力しています。
赴任して最も驚かされたのは、意思決定の早さです。正しいと思ったことに対して行動する早さ、そして行動したあとのAAR(アフター・アクション・レビュー)は日本人とは比になりません。またうまくいかなかったポイントの修正も早く、日々新たな刺激があり飽きません。
Q.仕事のやりがいと、今後の目標を教えてください
一番のやりがいは、チームで難題に取り組み、問題が解決できた時に現場から聞こえてくる『ありがとう』という感謝の言葉。パーツ在庫は「あって当たり前」、「要求通りに納品できて当たり前」と思われています。しかしその「当たり前」を実現するため、日々真剣に在庫がない場合の代替案の作成や、必要在庫の需給管理に取り組んでいるのです。そうした影での努力を知ってもらい、感謝してもらえるのは何よりもやりがいを感じますね。
入社から今まで物流、海外営業、サービスと様々な部門を経験し、各部門で先輩社員に何度も助けられ、支えられてきました。これからは私が先輩社員として若い世代を支え、引っ張っていけるようになりたいです。
Singapore
坂田 雅典
Masanori Sakata
海外営業本部
法学部卒
※所属は取材当時のものです
Q.入社理由と、現在までのキャリアを教えてください
日本を代表する会社で世界を舞台に仕事ができ、自分を成長させられる可能性に魅力を感じたことが入社の理由です。実際当社は世界150ヵ国以上で医療機器事業を展開しており、海外と接する機会にも恵まれていますので、自分にとっては理想的な環境といえます。
08年に入社し、17年にはシンガポールのCanon Medical Systems Asia社 (CMA) に出向。兼ねてから海外勤務を志望していたため興奮しつつも、成長するアジア市場での規模拡大への責任に身が引き締まる思いでした。赴任当初から目標としている、会社の成長を支援し東南アジア市場でトップシェアを取り、その地位を盤石にするという想いは今も変わっていません。
Q.赴任先での仕事内容と、日本との違いについて教えてください
主な仕事は、会社の成長に向けた経営補佐と、営業活動の統括。組織として成果を最大化できるよう、進むべき方向を定め、仕組みや体制を整えることに尽力しています。
多様な文化的背景を持つ人が集まるため、チームを結束し目的をやり遂げることは試行錯誤の連続です。日本より個を重視する文化から、相手を尊重しつつ、交渉を自分の思うように進めるため、「何を」「どのように」に加え、「なぜ」そうするのかを伝えるようにしています。また現場で疎かにされがちな、十分な根回しや細やかな進捗確認を通じて、仕事を前に進めるサポートも心がけています。
Q.仕事のやりがいと、今後の目標を教えてください
やりがいを感じるのは、新しい試みを成功させ、更に発展させようとするチームの意気込みを感じたとき。直近の例では「シンガポールから価値発信しよう」と目標を掲げ始めた、製品の*臨床評価があります。現地主導の初の挑戦で、評価や契約条件につき徹底して議論を重ね、病院への提案書を作りこみました。病院と密に連携し、昨年から1年かけた活動が実を結び、診断精度の向上に繋がるその価値を、国内外の学会で発表していただけたのです。
今後もこうした活動を続けCMAの価値を向上させること、そして新しい事に前向きに挑戦できる会社の雰囲気を現地スタッフと作っていきたいです。
*臨床評価:製品の臨床価値にお墨付きを与えるため、病院に、評価とその結果発表を依頼します。日米欧など評価活動の体制が整っている、大規模な組織で行われることが一般的です。
※前列中央
Japan
Jeroen Tijhaar
CTMR事業統括部
CTMR統括ソリューション推進部
※所属は取材当時のものです
Q.入社理由と、現在までのキャリアを教えてください
私はCTアプリケーション開発のスペシャリストとして、2014年に当社にキャリア入社しました。日本に移住して働くと決まったとき、グローバルな挑戦ができることにワクワクしたことを今でも覚えています。
妻と一緒にオランダから移住して今年で6年目。その間娘も生まれ、仕事から私生活まですべてを満喫しています。仕事においては最先端技術と優秀でグローバルな仲間に囲まれ、私生活では東京というエネルギーに溢れた街で暮らすことができています。キヤノンメディカルシステムズで働くことはとても刺激的です。
Q.赴任先での仕事内容と、日本との違いについて教えてください
私の役割は非常に多岐に渡ります。臨床における知識や知見を活かし、技術者と協力して革新的な技術の開発を行うこと、またマーケティング部門と協力して、新しい販売促進用の資料を作成します。更には世界中の著名な研究開発施設・病院と連携して、新製品の開発と評価や臨床医のトレーニングを実施しています。
ただときには文化の壁にぶつかることもあります。私たちオランダ人は非常に直接的で実用的ですが、日本人はより礼儀正しい反面、コンセンサスに達するまでに時間がかかります。私たちの組織には多くのグローバルな人材が在籍しており、日本文化と西洋文化のバランスを取りながらダイバーシティに仕事をしています。
Q.仕事のやりがいと、今後の目標を教えてください
やりがいを感じる瞬間は大きく2つあります。1つはアイデアがどんどん発展し、最終的に製品としてカタチになったとき。そしてもう1つは、製品を使用した患者さんや臨床医に貢献し、人々の健康に寄与できていると感じられたとき、言葉にできないほどの大きな達成感があります。これはまさに、私たちのスローガンである“Made for Life”そのものといえるでしょう。
もちろんこうした事業の先にある貢献は、私に限らず全ての社員が努力をした結果の賜物。今後も、すべての人々に恩恵・利益をもたらす最高の製品や技術を生み出す様に努力していきたいと思っています。
USA
淺井 寛人
Hiroto Asai
MRI事業部
工学研究科卒
※所属は取材当時のものです
Q.入社理由と、現在までのキャリアを教えてください
学生時代、医師である伯父・伯母に『我々は医療機器がなければ、診断も治療も出来ない。装置があるから仕事ができる』と言われたのをきっかけに、医療機器業界に興味を持つように。中でも当社の企業理念に感銘を受け、装置を通じて命を助けることで社会に貢献したいと思い志望しました。
入社当時は特に海外赴任を希望していたわけではなく、実際赴任された先輩方は大きなプロジェクトをグローバルにまとめ上げた経験のある方々ばかり。それだけに、シカゴに出張中、事業部長から「海外勤務に興味ある?」と問われたことを今でも鮮明に覚えています。当然不安はありましたが、せっかく頂いた機会なのだから精一杯やろうと決意しました。
Q.赴任先での仕事内容と、日本との違いについて教えてください
ミッションは、米国キヤノンMRI事業に関係する全ての現地社員が円滑に業務を進められるよう日米の橋渡しを行い、ビジネスを最大化すること。日米双方のマーケティング・法規・オペレーション・アプリ・営業・サービスなど多数のチームと連携してお客様に製品をお届けしています。
駐在員ならではの苦労として、現地社員から「日本本社の将来構想や考えを全て知っている」と想定の上で質問を受けたり、あるいは「日本本社に米国の話を最優先で聞いて頂くにはどうしたら良いのか?」と相談されることがあります。日本本社の意向を考え、同時に米国側の事情も考慮しながら、最適な道を探るチャレンジングな日々です。
Q.仕事のやりがいと、今後の目標を教えてください
現地法人において、駐在員は多岐に渡るチームと連携します。それぞれの領域で課題を見つけ、解決に向けプランを組み実行する必要があるため、本社で経験できないような幅広い知識を得ることができました。また現地社員に「日本本社から一時的に来ている人」という垣根を無くしてもらい、米国MRIビジネスを最大化する仲間として、腹を割って話してもらえる間柄になれたことは大きな喜びでした。
今後は経営理論などを学び、海外拠点と密に連携してより良い製品を日本から発信し、世界中の人々の命を救う一助を担いたいと思います。
brazil
宮崎 拓也
Takuya Miyazaki
海外営業本部
政策科学部政策科学科卒
※所属は取材当時のものです
Q.入社理由と、現在までのキャリアを教えてください
学生時代に海外留学した際、日系企業の製品が外国で日常的に使われているのを見て、日本の技術力で世界の人々の暮らしに役立ちたいと思うようになりました。 入社後から貿易実務や業務(輸出管理、生産手配、入出金管理等)を担当し、3年目からはブラジル営業担当に配属。同国現地法人の経営統括やマーケティング活動に従事しました。そして入社後6年目に、前任者である先輩社員の帰任に伴い、現在のブラジル現地子会社への赴任が決定。もともと海外で働きたい思いがあったため大きな喜びを感じたと同時に、私のような若手社員にも海外赴任の機会を与えてくれる会社の度量にも驚かされましたね。
Q.赴任先での仕事内容と、日本との違いについて教えてください
現地法人の社長とともに、赴任先会社の経営管理をしています。本社の中期計画に沿って経営戦略を作成し、その達成に向けて、具体的にどのようにして市場シェアを伸ばすのか、各部署の現地スタッフと協同して施策を検討します。
価値観や習慣すべてが日本と異なるので、仕事の捉え方や進め方など、日本での「当たり前」が通じないこともあります。ただ一方で、「外国人だから」と一括りにするのではなく、彼らの性格に応じて柔軟なコミュニケーションをとる重要性にも気づかされました。今は日本的考えを押し付けず、現地スタッフの考え方を尊重し理解することに努めています。
Q.仕事のやりがいと、今後の目標を教えてください
海外という日本と異なるフィールドで現地スタッフと一緒に働けること、その躍動感に触れられるときにやりがいを感じます。現地に赴任した後、彼らと日々コミュニケーションをとることで活動内容をつぶさに把握し、本社担当時に従事していた仕事の意味を理解することができました。重要案件では現地スタッフをこまめにサポートしつつ、受注したときは大きな達成感を得ることができ、この仕事の醍醐味と言えます。新しいことへのチャレンジ精神を忘れず、ブラジル市場シェア3位以内を確固たるものにすべく、現地スタッフと一丸になって取り組みます。また、この駐在機会を活かしてブラジルのスペシャリストとなれるように頑張りたいです。
数字で見るキヤノンメディカルシステムズの
グローバル体制
海外連結子会社
21
社
代理店
90
社
キヤノンメディカルシステムズ従業員数
2022年12月末時点/グループ連結
従業員数
11,164
名