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世界を支える革新の技術

すべては尊い命を支える医療に貢献するために。キヤノンメディカルシステムズでは常に技術刷新を行い、医療を支える革新的な技術を生み出し続けています。

01

Technology

Technology 01

AI技術を用い
ノイズを低減し高精細画像を実現

02

Technology

Technology 02

騒音を99%(※)カットし、
検査不安を軽減する
「Pianissimo Zen」

03

Technology

Technology 03

医療被ばくの半減を目指し
「AIDR 3D」を“標準搭載”

04

Technology

Technology 04

これまで見えなかった細かい血管を
抽出するSMI(Superb
Micro-vascular Imaging)「SMI」

05

Technology

Technology 05

短時間でインフルエンザを
検査する検査キット

06

Technology

Technology 06

映像を駆使し、MRI検査の不安感を
解消する「MRシアター」

07

Technology

Technology 07

実像に近い三次元画像を生成する
「Global Illumination」

08

Technology

Technology 08

新型コロナウイルスに対する
取り組み

Technology 01

AI技術を用い
ノイズを低減し高精細画像を実現

AI技術であるディープラーニングを用いて膨大な量の高精細画像を教師画像にトレーニングさせた「Advanced Intelligent Clear-IQ Engine (AiCE)」を、当社CT、MRIに展開し、さらなる高画質化を実現しています。ディープニューラルネットワークを用いて、真の画像とノイズを識別し、画像処理を行うことで高分解能を失うことなく短時間で高精細な画像を提供します。これにより、さらなる医療被ばくの低減、短時間撮像を可能とし、患者さんの検査負担を大幅に低減するとともに、新たな画像診断の扉を開きます。

※画像再構成に用いるネットワーク構築にDeep Learningを使用しており、本システム自体に自己学習機能を有しておりません。

Technology 02

騒音を99%(※)カットし、
検査不安を軽減する「Pianissimo Zen」

MRI撮像時には大きな騒音が生じ、患者さんに不快や恐怖を感じさせることもありました。騒音は、大きな磁石の中にある傾斜磁場コイルに電流が流れる時、フレミングの左手の法則に従って力が生じ傾斜磁場コイルが振動し、振動が磁石本体などに伝播することによって装置全体から発生します。キヤノンメディカルの静音化技術「Pianissimo機構」は、音を発生させる傾斜磁場コイルを真空に封入することで音の伝播を90%カット。さらに、MRI自体が発生する電子ノイズを元から制御することにより、99%の静音化を実現。静かな検査により、患者さんの不安を軽減しています。

※1自社調べ。Pianissimo Zenを使用しなかった場合との比較

Technology 03

医療被ばくの半減を目指し
「AIDR 3D」を“標準搭載”

「日本の医療被ばくを半減したい」という想いのもと、2011年秋にスタートした「CTの被ばく半減プロジェクト」。プロジェクトの目標の1つは、弊社独自の低線量撮影技術である「AIDR 3D」をすべての現行販売機種に、有償オプションではなく“標準搭載”すること。国内におけるCT総設置台数の約50%にAIDR 3Dが搭載されています(※)。

※2021年現在

Technology 04

SMIを用いた診断画像

これまで見えなかった細かい血管を
抽出するSMI(Superb Micro-vascular Imaging)「SMI」

超音波診断装置は人間の耳に聞こえない超音波を体内に送信し、反射してきた音を信号に変えて画像化します。 従来のカラードプラ法による観察では、微細で低流速の血流を描出するには技術的な限界がありました。SMI(Superb Micro-vascular Imaging)では、血流以外の対象物からく来る不要のドプラ信号(モーションアーチファクト)と必要な低流速の血流の信号を区別し、微細な血流の画像化を実現しました。これにより、造影剤なしでもがんや腫瘍、関節リウマチなどの早期診断や治療方針の決定などをサポートすることができます。

Technology 05

短時間でインフルエンザを
検査する検査キット

例年猛威をふるい、ときには死亡者を出すこともあるインフルエンザ。周囲の人々に感染させないためにも、いちはやく陽性か陰性かを判断し、対策を取る必要があります。当社のインフルエンザ検査キットは、患者さんの症状に合わせ様々な検体種(鼻かみ液、鼻腔拭い液、鼻腔吸引液、咽頭拭い液)での検査が可能。短時間で陽性の判定結果も表示されるため、迅速に検査結果を得られます。

Technology 06

映像を駆使し、MRI検査の不安感を
解消する「MRシアター」

狭いトンネルの中に身体を入れて撮像するMRI。閉所に対し不安感を感じる患者さんは、これまで撮像が困難でした。そうした患者さんの声を受け開発されたのが、「MRシアター」。寝台に同期して動く半透過ドーム型スクリーンにプロジェクターから投影された映像を写し、寝台に設置されたミラーに反射された映像を患者さんが見ることにより、狭い検査空間を感じさせない広い映像空間を提供します。閉所が苦手な患者さんにもリラックスして検査を受けていただけます。

Technology 07

実像に近い三次元画像を生成する
「Global Illumination」

単一方向の光線、反射のみでなく、多量の光線を緻密にシミュレートすることで、実像に近い仮想三次元画像を生成することが可能な「Global Illumination」。物体の形状、凹凸の把握が必要とされる整形領域、また患者さんや他の診療科への説明、コミュニケーションなど、様々なシーンでその有効性を発揮し、医用画像に新たな付加価値を創出します。またCT、MR、X線アンギオ装置で撮像された画像に対応します。

Technology 08

新型コロナウイルスに対する
取り組み

当社では、コロナ禍に於いて、医療の最前線で感染拡大防止に取り組む医療従事者の方々への継続的な支援に努めています。
2020年にはLAMP法を用いた「新型コロナウイルス迅速遺伝子検査キット」を研究用として販売開始し、離島や検疫所、スポーツなど大きなイベント前の検査等さまざまなシーンで活用されています。また、「新型コロナウイルス抗原定性検査キット」の販売も開始し、有症患者を対象に救急などの現場で活用されるなど、医療機関のニーズを的確に汲み取ったソリューションで貢献をしています。

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