一人ひとりの成長が
キヤノンメディカルの
未来になる。
国内営業
人材開発・教育担当
飛永 亜希
一人ひとりの成長が
キヤノンメディカルの
未来になる。
国内営業
人材開発・教育担当
飛永 亜希
営業の人材開発に関わる担当として、
Made For Lifeの精神を
意識することはありますか。
営業人材開発・教育担当への配属が決まり、頭に浮かんだのは「入社したばかりの自分にこの仕事が務まるのだろうか」という不安でした。上司に相談すると「飛永さんが新入社員教育を受けたときの素直な感想を実務に活かして欲しい」と言われました。
そんな私が最初に受けた新入社員教育では、経営スローガン"Made for Life"が心に強く残りました。その言葉が持つ深さ、大きさ、柔らかなイメージに「この会社なら、がんばっていける」と力づけられたのかもしれません。そう考えると上司のアドバイス通り、私なりに自分の体験を活かしていけばいいのだと思え、仕事に取り組む勇気が湧いてきました。
私は4歳から卓球をはじめ、今では実業団のメンバーでもあります。今まで続けてこられたのは、試合の応援に駆けつけてくださる方々や、「活躍を励みにしているよ」「がんばってね」という温かい言葉からたくさんのパワーをもらっているからだと感じています。また本社がある地元(栃木県大田原市)では、中学生への卓球の指導も行っています。子供たちの活き活きとした楽しそうな姿に元気をもらい、自分もまた、誰かを支える人間になりたいと願わずにはいられません。
このような活動を通じてスポーツで人とつながることや想いを一つにする喜びをあらためて感じました。そしてMade for Life の精神である "同じ目標を持った仲間(TEAM)とともに努力を惜しまず全力で進んでいく" というところがどこかスポーツマンシップと通ずるところがある、今ではそんな風に考えています。
Made for Life の経営スローガンを持つ
キヤノンメディカルらしい営業活動、
営業の社内研修とは、どのようなものですか。
営業の皆さんに受けていただく新人教育では、製品教育やディスカッションなど、さまざまな場面でMade for Lifeに触れていきます。ただし、どの場合でも「正解はこれ」と提示することはありません。基本的な訳語を言えば「life」はイコール「いのち」ですよね。他にも、人生、生活など多くの意味があります。私がMade for Lifeの大きなイメージに共感したように、教育を受ける人が自由に感じ、自分の環境や経験の中でそれぞれの"Made for Life"の意味をじっくり考えてほしいと思います。
自ら考えることを重視し、患者さん、お客様、上司や仲間が今、何を望み、自分はそれにどう応えていくのか。考える力は企業人としてだけでなく、長い一生の中で財産になります。そのかけがえのない宝物を新入社員のみなさんには、まず、Made for Lifeを考えることから始めて欲しいのです。
もう一つ、教育という場を通じて全国の営業のみなさんと接して気づいたこと、それは当社ならではの営業姿勢です。「患者さんのために、あなたのために、そして、ともに歩むために。」というMade for Life のフレーズそのものの姿勢です。
私たちの製品・サービスはすべて、大切な「いのち」を守るためのものです。医療施設の方々とともに歩むためには、お客様の課題解決のために真摯に取り組むことが大切です。仮に私たちの製品・サービスがそのお客様にとって至らない点があれば、はっきりお伝えした上で「しかし、私たちの製品はこの点でお役に立てると思います」とお話をする。「いのち」のために、という目的が明確だから、営業担当者は目先の損得にとらわれずに、「この先生のために、その先にいる患者さんのために何とかしたい」と真剣に考えているのです。国内メーカーとして日本の医療の向上に役立つことが、やがて世界の患者さんやドクターに役立つことにつながると確信しているからです。
Made for Lifeの精神が若い世代に
引き継がれていると実感することはありますか。
また、今後心がけていきたいことは何ですか。
営業の皆さんを入社時から見ていると、入社直後はまだまだ社会人とは言えない頼りない様子の人も中にはいますが、3年目には見違えるほど顔つきや言葉遣い、発言も変わり、実のある話ができる頼もしい営業に成長しています。こうした新入社員の成長した姿を見ることは、教育の仕事で一番の喜びです。若い世代のみなさんにMade for Lifeの精神が引き継がれていると実感できます。
教育や研修の直接的な効果を測ることは難しいですが、大事なことはMade for Life という経営スローガンのもとで、自分らしく成長し、お客様に信頼いただける人材に育っていくことです。より良い成長のためには、実際の営業経験も、教育・研修といった学びの場も、どちらも必要ですよね。「普段気づけないことが、研修では見えてくることがある」とも言われています。教育では参加者の様子にも気を配り、全員が笑顔で4年目を迎えられるよう、私自身が頼れる存在になり、若い社員のみなさんの存在を大切に輝かせていきたいです。一人ひとりの成長が、お客様の信頼に結びつくことを思えば、人材開発・教育の仕事は責任が大きく難しいですが、"Made for Life"の精神が引き継がれ実を結ぶことを願って、仕事に取り組んでいきたいと思います。