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今回は、オーストラリアの雄大な星空を収めた1枚です。
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南半球で撮影した天の川の写真です。普段の生活では、街灯りのため、天の川を認識することが難しいのですが、PM2.5※の低い豪州の郊外では、とても明るい天の川を見ることができます。日本では南天の低いところにある天の川の中心のいて座が、天頂に昇ってきて、天の川の明るさで影ができるほどでした。
天体写真の撮影は、よい医用画像を得ることに通じる部分が多く、限られた条件の中で、ノイズが少なく、コントラストや分解能の高い画像を得ることがポイントになります。そのあたりのことについては、私の所属している医局のホームページのスタッフコラム「天体写真と画像診断(https://www.m.ehime-u.ac.jp/school/radiology/column/)」に詳細をアップしています。
※PM2.5:大気汚染物質の1つで、大気中に浮遊している2.5μm(マイクロメートル)以下の小さな粒子を指す。
愛媛大学医学部放射線科
津田 孝治さん